「いつかマイホームを買うなら、家族の希望を詰め込んだ新築一戸建てを建てたい!」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
広い庭やバルコニーが付いた家や、空間を縦に広げる3階建ての家など、理想の住まいのカタチは人それぞれです。
しかし、みんなが思い描く新築一戸建てが全て叶えられたら良いですが、家を建てる際には「建築基準法」のことを知らなくてはいけません。
今回は、建築基準法とはどんな法律なのか、新築一戸建てを建てる際の注意点などをご紹介します。
新築一戸建てを建てる時に重要な法律 建築基準法とは
建築基準法とは、私たちが安全かつ快適に暮らせるように、建物・土地・設備・用途などに対して最低限の基準を定めたルールです。
いくら理想の住まいといっても、みんなが自由にあちらこちらに家を建ててしまうと、いつの間にか暮らしにくい街になりかねません。
また、家だけでなく娯楽施設や風俗店・工場など、生活に支障を及ぼしそうな建物が近くにあると、落ち着きのある暮らしを送ることは難しいですよね。
建築基準法は、そうした問題が起きないように街の秩序を守り、誰もが暮らしやすい街づくりを行なううえで欠かせない重要な法律なのです。
なお、建物を設計・建築する際には、都市計画法や消防法などさまざまな法律が絡み合います。
新築一戸建てを建てる際にチェックしたい建築基準法のポイント
続いては、新築一戸建てを建てると決めたら、ぜひチェックしておくべき建築基準法のポイントをご紹介します。
●用途地域
ある地域の中に、住宅や工場・病院・ホテル・商店など、用途が異なる建物が混在して生活環境が悪化することを防ぐため、地域ごとに建築を許可する建物を決めています。
なお、用途地域は13種類あり、新築一戸建ては第一種低層住居専用地域や第二種低層住居専用地域に多く建てられています。
●建ぺい率・容積率
建ぺい率…敷地面積に対して建てられる建築物の面積を表した数値です。
建ぺい率の数値が高ければ高いほど、土地に対して大きな家を建てられます。
容積率…敷地面積に対して建てられる建物の床面積(各階の床面積の合計)を表した数値です。
例えば敷地面積が100㎡で容積率が70%の土地に2階建ての新築一戸建てを建てるなら、1階と2階の床面積は合計70㎡が上限となります。
●高さ制限
その敷地で建てられる建物の高さの制限を表した数値です。
高さ制限には、絶対高さ・道路斜線・隣地斜線・日影規制などがあります。
今後新築一戸建てを建てるなら要チェック!昨年改正された建築基準法の一部
日本で建築基準法が制定されたのは、戦後の混乱真っ只中だった1950年です。
その後、時代の流れに合わせて幾度も改正が行われてきました。
そして2018年6月にも、新たに建築基準法の一部が改正・公布されました。
今回の改正では、新築一戸建てを建てる時に関わる以下の内容も盛り込まれています。
●準防火地域の耐火建築物および準耐火建築物の建ぺい率が10%緩和
●耐火構造にするべき木造建築物の対象の見直し
●防火地域・準防火地域内における木材利用の基準の見直し
これから新築一戸建てを建てる方は、ぜひ改正のポイントをおさえておきましょう。
まとめ
普段の暮らしではあまり気にしない建築基準法ですが、新築一戸建てを建てる場合は、知っておくときっと役立つでしょう。
私たち株式会社雄進建築では、瀬戸市の新築一戸建て・土地を取り扱っております。
何かご不明な点等ございましたら、お気軽に当社スタッフまでお問い合わせください。