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2019年10月に予定されている消費税増税まで、残り約半年となりました。
消費税が8％から10％へアップすると、私たちの生活にさまざまな影響を与えることが懸念され、それは大きな買い物ほど負担が大きくなります。
では、人生で一番大きな買い物ともいわれる、家を購入する場合はどうでしょうか。
新築一戸建てを購入するにあたり増税が影響するポイントとは
新築一戸建てを購入する際に、消費税が増税することによって、実際にどのような負担が増えるのでしょうか。
ここでは大きく4つにまとめてみました。
1つ目は、建物代です。
住宅を購入する際にかかるお金は、土地と建物に分かれます。
土地には消費税がかからない決まりとなっているので、増税で負担が増えるのは建物代の消費税のみです。
これは、一戸建てでもマンションでも同じことがいえます。
3,000万円の建物を購入するとして、増税前後で比較すると、消費税が10％に上がった後は支払う金額が約60万円も上がってしまう計算になります。
2つ目は、住宅ローンの負担額です。
増税することでローンの負担額も上がってしまうのです。
なぜなら、消費税額が上がった分、建物の税込み価格も上がり、借り入れする金額を増やさねばならないからです。
借り入れる年数が長い場合、そして頭金が少ない場合ほど、消費税の増税による負担は大きくなります。
3つ目は、住宅を購入する際の仲介手数料です。
建売や中古の住宅を購入する際は、仲介会社が間に入ることが多いです。
その際に、仲介手数料が発生します。
その手数料は、住宅価格を元に計算されています。
つまり、住宅価格が増税によって上がることに伴って、仲介手数料も上がるということに繋がるのです。
4つ目は、見落としがちですが、引っ越し費用や家具・家電の購入費用など、家本体以外にかかる出費の部分です。
新築一戸建てを購入するとなると、その家に合ったカーテンを一式購入することになるでしょうし、照明も新しく買い換えることが多いでしょう。
引っ越し費用もなかなか高く付くものですし、その引っ越しのタイミングで家具や家電も買い換えようなんて考えていると、それぞれに伴う増税の影響は大きなものになりますよね。
なかなか気がつきにくいものですが、このようなところにまで増税の影響が出てくるのですね。
新築一戸建てを購入するタイミングはやはり増税前が良いの？
では、住宅を購入するタイミングはいつが良いのでしょうか。
まず、消費税10％が適用される時期をきちんと把握しておく必要があります。
消費税8％で住宅を購入したい人は、2019年9月30日までに不動産の引き渡しを受けなくてはなりません。
つまり、住宅の鍵を受け渡してもらったり、各種登記の実行をしたり、登記済証の交付をしてもらったりと、不動産の所有権を売主から買主に移転してもらわないといけないということです。
その際、住宅ローンがある場合は、そちらも不備なく残金決済をして、引き渡しが完了している必要があります。
これらの手続きには時間がかかるため、増税前に住宅を購入する予定の人はそのことを頭に入れて、早めの準備をしておきましょう。
しかし、消費税が増税されるからと慌てて住宅を購入したは良いものの、あまり納得のいくものではなかったと後悔したら、元も子もありません。
自分にとっていつ購入するのがベストなのか、これらのことを考慮して見極めることが肝心です。
もし今すぐにでも住宅を購入すべきだと考えるならば、消費税が増税する前に購入すると安心でしょう。
まとめ
消費税増税は、大きな買い物である住宅の購入において、あらゆる面で影響を及ぼします。
しかし、それに惑わされることなく、自分のライフプランをしっかり見据えて、後悔のない家を購入しましょう。
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