新築一戸建てを購入した後は、毎年固定資産税を納めます。
この固定資産税ですが、ご自身はいくらくらい支払うのか、また納期はいつまでなのか把握していますか?
今回は、新築一戸建ての固定資産税についてご紹介します。
新築一戸建て購入後に納める固定資産税の概要
固定資産税は、土地や家などの資産に対して各市区町村が課す税金で、固定資産税評価額を基に計算します。
毎年1月1月時点の不動産の所有者が対象となるため、1月2日以降に購入した場合は、翌年から課税されることになります。
新築一戸建てをいつ購入したのかという情報は、購入後に行う登記データが各市区町村へ通達されるため、ご自身が特別に何か申告手続きをする必要はありません。
新築一戸建ての固定資産税の計算方法
先ほど、固定資産税は固定資産税評価額を基に計算すると述べましたが、その基準となる評価額はどこで調べられるのでしょうか。
正解は、各市区町村役場にある固定資産課税台帳です。
役場へ行ってこの台帳を閲覧すると、ご自身の購入した新築一戸建ての固定資産税評価額がいくらなのか確認できますよ。
そして固定資産税の計算ですが、固定資産税評価額×1.4%が基本です。
ただし新築一戸建ての場合は、3年度分は固定資産税を2分の1まで減額する特例を受けられますよ。
さらに、認定長期優良住宅に該当するなら減税期間が5年度分まで拡大されますので、ぜひチェックしてみましょう。
新築一戸建ての固定資産税の納期はいつまで?
固定資産税の納期は、1回払いか4回払いのずれかを選択できます。
4回払いの場合は、各市区町村が設定した日までに支払いますが、納期は自治体によって異なります。
例として、当社が新築一戸建てをご紹介している瀬戸市・尾張旭市・守山区(名古屋市)の納期は以下のように決まっています。
・瀬戸市…5・8・1・3月
・尾張旭市…5・8・1・3月
・名古屋市…5・7・1・3月
各月の何日まで、というのは年度によって異なるため、送付する納税通知書に記載されている納期や自治体のホームページなどで必ずご確認ください。
なお、固定資産税を延滞するとペナルティとして延滞金を科される可能性があるため、支払いが難しい場合は早めに役場へ行って相談しましょう。
ですが、納期までに支払えない理由が、生計を共にする親族が病気やケガをした場合や事業を廃止・休止した場合などは、徴収猶予を受けられます。
また、災害が原因で土地や家屋に著しい被害が生じた場合は、減免申請と罹災(りさい)証明書を提出すると減免措置を受けられますよ。
「万が一」の事態はいつ起きるか分からないため、納期と併せて救済制度も覚えておくと良いでしょう。
まとめ
以上、新築一戸建ての固定資産税についてご紹介しました。
固定資産税は家を所有している間ずっと支払うものなので、納め忘れがないようにきちんとスケジュールを確認しましょう。