一戸建てやマンションなどの不動産を購入する上で気になるのが、住宅ローンの基準と審査の流れです。
住宅ローンを受けるには、事前審査を経た上で、ローンの申し込みから、契約・融資実行までの流れがあります。
それぞれのタイミングでどのような手続きや書類が必要なのか、基本的な流れを紹介していきます。
物件購入決定直後の住宅ローン事前審査
物件の購入申し込みをする段階で、住宅ローンの事前審査を申し込むことができます。
一般的な住宅ローンは購入した住まいを担保にして融資が実行されるため、売買契約後に融資が受けられない事態が起こらないようにするために事前審査をおこないます。
事前審査は、通常3~6営業日以内に結果がわかり、そこから住宅ローンに申し込みをし、本審査を受けていきます。
ただし、フラット35のように事前審査のいらない住宅ローンもあります。
住宅ローン本審査に必要な書類とは?
住宅ローンの本審査では、印鑑証明証、印鑑証明に使用した実印、住民票、健康保険証、収入証明資料(源泉徴収票など)、身分証明書、預金口座通帳など必要となる書類が多く、種類があるため確認が必要です。
売買契約書も必要となりますが、重要事項説明書や不動産売買契約書などがそれにあたります。
書類の不備があった場合には申し込みができない場合もあるので、確実に必要書類を用意することが大切です。
ほとんどの、不動産における売買契約には、ローン審査に合格しなかった場合に契約を解除できるローン特約が設けられています。
ローン特約が、万が一なかった場合には、契約解除ができないことや、違約金などが発生することもあるため内容を確認しましょう。
住宅ローン本審査の審査基準とは?
住宅ローン本審査では、年収に対する返済の負担がどの程度の割合であるのか、契約者の勤務年数や雇用形態について、自動車やカードローンの借り入れ状況などが審査されます。
本審査に通るための一つめのポイントに、審査には契約者の健康状態も関係してくるため団体信用生命保険に加入することが必要となります。
団体信用生命保険に加入できなかった場合には、団体信用生命保険に加入しない種類の住宅ローンへの加入が基準を満たすには適しています。
また、クレジットカードの支払いに遅延などがある場合は、審査基準に大きく影響しますので、事前の確認が必要です。
さらには、頭金を用意することで借入額を見直すことができ審査の基準が変化していきます。
まとめ
今回は住宅ローンの事前審査・本審査の基本的な流れと審査基準を紹介しました。
住宅ローンの種類や借入額でも審査基準も変わってきますので、自分の条件にあった住宅ローンを探してみてはいかがでしょうか。