住宅ローン金利は、ご家庭の今後のライフプランによって、固定金利か変動金利かを選択する必要があります。
今回は、固定金利と変動金利それぞれのメリット、デメリットをご紹介します。
固定金利と変動金利:それぞれのメリットの違いは?
固定金利は、預け入れた時から満期まで金利が変わりません。
住宅ローンの場合は、満期まで一定額を支払っていく仕組みになります。
毎月の収支からローンのやり繰りを考えやすいことがメリットの一つです。
他の生活費に回すお金と、ローンを明確に区別することができるため、子どもがいる家庭はこちらを選ぶと見通しが立てやすいです。
一方で変動金利は、市況の変化に応じて半年に1回金利が変動します。
住宅ローンは変動低金利になるほど支払額が低くなるため、低金利の状態が続けば将来的に返済額が安くなります。
住宅ローンを早く完済したい時にはとても役に立つもので、低金利によって繰り上げ返済が可能になることから、返済計画を有利に進めることが可能です。
固定金利と変動金利:それぞれのデメリットの違いは?
固定金利のデメリットは変動金利よりも金利が高めであり、将来低金利で推移した場合、変動金利を選択したときよりも総返済額が多くなることです。
一方、変動金利のデメリットは、将来金利が上昇した際に生活が苦しくなる可能性があることです。
低金利の状態が満期までずっと続くとは限らないため、金利が上昇するに伴ってローンの返済額が上がっていきます。
お子さんがいる方は、金利の上昇と進学が重なれば莫大な支出で生活が圧迫され、最終的にローンを返済できなくなるリスクがあります。
そのため変動金利を選ぶ際は、将来の資金計画を立てた上で選択するようにしましょう。
固定金利と変動金利:どっちを選ぶのがおすすめ?
住宅ローン金利を選ぶ際には、家庭の将来のライフプランを元に選択するとより正しい金利を選ぶことができます。
たとえば、
・今後10年間、子どもの教育資金が必要になる
・将来のための貯蓄をしたい
このような場合、ローンの返済額が一定額のまま変わらない固定金利を選びましょう。
計画的にお金を貯めていく必要がありますので、金利は変動しないほうが見通しが立てやすくなります。
また、
・夫婦共働きで家計に余裕がある
・ローンの借入額が少ない
上記の場合は、変動金利を選んでも良いでしょう。
蓄えがあるので、市場に対応できます。
このように、現在の家庭の資金状況を把握して将来のお金のやり繰りを考えることで、どっちの金利タイプがあなたの家庭にぴったりなのか決まります。
まとめ
2つの金利のそれぞれに利点があります。
どっちが良いかは、その家庭によって異なりますので、これからかかるお金や家庭の収入状況に応じて、どちらの金利にするのかを決める必要があります。
住宅ローンは大きな買い物になるので、返済額に関わる金利も慎重に決めていきたいですね。