不動産を購入する時に多くの方が利用する住宅ローンですが、借り入れにあたっては年齢制限が設けられているケースがほとんどです。
しかし、なぜ住宅ローンの借り入れは年齢制限が設けられるのでしょうか?
それには、「団信」が関係しているからなのです。
今回は住宅ローンの借り入れの基礎知識として、年齢制限が設けられている理由と、借り入れやすい年齢についてご紹介します。
住宅ローンの借り入れに年齢制限が設けられている理由は「団信」だった
住宅ローンの完済時の年齢は、80歳未満の制限が一般的となっています。
なぜ80歳未満なのかというと、団信(団体信用生命保険)の申込条件に「完済時の年齢は80歳未満」と決められているケースが多いからです。
団信は、住宅ローン返済中にローンの名義人が死亡もしくは高度障害を負って返済できなくなった時に使える保険ですが、80歳以降はほとんどの団信で保障期間外となります。
では、80歳未満であれば何歳でも団信に加入できるかといえば、それも違います。
団信を申し込む時も「申込時の年齢が70歳まで」と決められていることが一般的なので、この条件を満たさなければ住宅ローン自体の借り入れも難しくなるでしょう。
なおいずれの住宅ローンも、申込ができる最低年齢は20歳以上です。
35年の住宅ローンを組むなら年齢は何歳までが良い?
住宅ローンの借り入れ期間は、30~35年の長期で組む方が多いですよね。
では、35年で申し込む場合は、何歳までに申し込むのが良いでしょうか?
まずは完済時の年齢を決めて、そこから35を差し引いた年齢が住宅ローン申込のリミットです。
たとえば、65歳で完済したいなら30歳、80歳で完済したいなら45歳がリミットとなります。
ただし、ここで注意しなければならないのが、「勤務先の定年」です。
多くの企業では60~65歳を定年としています。
定年までは毎月給料が入りますが、定年後は年金が主な資金源となること、また現役時代と比べると収入が減ります。
そのため、定年後もきちんと返済できるかどうかを考え、難しそうであれば定年に合わせて完済できるように、住宅ローン申込時の年齢を逆算しましょう。
まとめ
マイホーム購入時に頼れる住宅ローンですが、完済時の年齢や収入と貯蓄のバランス、家族構成なども考えると35歳くらいまでが住宅ローンを組みやすいでしょう。
今後住宅ローンを申し込んでマイホームを買う予定の方は、ぜひチェックしてくださいね。
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