インスペクションとは第3者が一戸建ての診断や説明をする検査です。
ホームインスペクションと呼ばれることも多く、購入時に説明が義務化されています。
一戸建て購入の判断要因となる大切な工程なので、その概要とメリットについて確認していきましょう。
一戸建てへのインスペクションとは設計・施工の確認
一戸建て購入時にするインスペクションとは、第3者が購入者目線で住宅の設計や施工をする検査です。
建築士や住宅診断士などの専門家が、第3者として住宅の品質を確認して評価してくれます。
目視による検査で、床下や屋根裏、室内、外壁、などをチェックするのが一般的です。
床下や屋根裏へは点検口を利用して、水漏れや雨漏り、カビの発生などを確認します。
プランなどによっては、床下は基礎や土台、屋根裏では柱や梁のチェックもあるようです。
室内では壁や床の傾きを確認し、外壁のひび割れなどを検査してもらえます。
診断した住宅の工事や劣化レベルを、客観的な立場からアドバイスしてもらえるのが特徴です。
正確なインスペクションによって、必要・不要、緊急の工事などが判明するので、無駄のない工事費用を算出できます。
目視による検査は、物件価格の約0.24%程度の5~8万円が一般的で、機材などを用いたりすると高くなりますが、より詳細な検査をしてもらえて安心です。
一戸建て購入時にインスペクションを受けるメリットとは?
一戸建ての購入でインスペクションを受けるメリットを3つご紹介します。
▼客観的な立場から的確な住宅のアドバイスを得られる
▼修繕計画を立てられる
▼住宅の履歴書を入手できる
売主ではなく買手目線から住宅のアドバイスをもらえるので、リスクヘッジをすることができます。
検査当日に調査結果のわかる点も、契約や工事の段取りを立てやすく、効率的でメリットでしょう。
修繕やリフォームの必要性の有無や時期が判明するので、資金計画を立てやすく、必要な工事が明確にわかるので無駄がありません。
写真付きの報告書のプランで依頼すれば、住宅履歴書として利用でき、資産価値の維持に一役買ってくれますよ。
瑕疵に対する調査もできるので、入居後のトラブルを軽減させたい方におすすめです。
まとめ
一戸建てのインスペクションとは、基本的に目視で住宅の品質検査をして報告を受けられるシステムです。
第3者の専門家が検査するので、住宅の設計や施工具合の現状を正確に知ることができることがメリットでしょう。
説明は義務化されていますので、購入までの流れにインスペクションがあることを覚えておいてくださいね。