愛知県尾張北東部に位置する瀬戸市は自然豊かな地域で、瀬戸焼と呼ばれる焼き物が有名な地域です。
この記事では瀬戸市による取り組みについて、教育や防災地区カルテ・防災ガイドマップ作成といった点を中心に具体的な例を挙げてご紹介します。
現在瀬戸市にお住まいの方や瀬戸市への居住を考えている方はぜひ参考にしてください。
瀬戸市による取り組みの例~教育面について~
瀬戸市は全国でも珍しく小中一貫教育の推進に取り組んでいます。
子どもたちが「瀬戸で学んでよかった」と思えること、親たちが「瀬戸で育ててよかった」と思えること、市民が「瀬戸で生きてよかった」と思えることを教育の基本理念として、にじの丘学園という小中一貫校を設立しました。
9年間の教育を通して郷土愛の醸成を養い、キャリア教育や国際教育(外国語活動)、地域教育を推進しています。
小中一貫の教育体制によって子供たち同士がより密接な関係を築き、周囲の人と協力して問題に向き合う「協働型課題解決能力」の向上が目的です。
給食についても瀬戸市産の農産物を取り入れて地域との連携を図ったり、郷土料理を献立に組み込んだりと、郷土愛を育む工夫が見られます。
また小学校高学年より一部教科担任制を導入し中学校の教員が乗り入れ授業をおこなうなど、小中一貫教育だからこそできる取り組みを実施しています。
ICT機器の導入も進んでおり、電子黒板やプロジェクターを使用した授業によって情報化社会に適した人材育成がねらいです。
このように瀬戸市は小中一貫教育を中心に教育面で独自に取り組んでいます。
瀬戸市による取り組みの例~防災地区カルテ・防災ガイドマップの作成~
瀬戸市は市民の防災・減災意識の向上をうながすために防災地区カルテ・防災ガイドマップを作成しています。
防災地区カルテとは地域の現状や防災に関連した情報の把握を目的として、市内を18地区に分けてそれぞれの防災性を分析したものです。
地区ごとに社会条件、水害・土砂災害、地震災害の3項目から分析しています。
防災ガイドマップは地震と風水害の2パターン作成されており、指定緊急避難場所や災害に備えるための基礎的な情報がまとめられたものです。
地震の防災ガイドマップでは耐震性の低い建築物が倒壊する割合、液状化の可能性が色分けで示され、避難所の位置も表示しています。
あわせて市民が自宅でおこなえる安全点検表や、地震発生時にとるべき行動についてのマニュアルも用意されています。
風水害の防災ガイドマップは土砂災害の危険が高い地域、水害の危険性が高い地域が色分けされ、避難所の位置が示された地図です。
他にも特別警報や避難情報の基本知識や防災情報の入手方法など、市民が災害に備えるための情報がまとめられています。
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