地産地消は地域の特産品を学ぶ機会や、食と農業への理解を深めることにつながるので、最近ではさまざまな自治体が地産地消のための取り組みを実施しています。
この記事では、愛知県尾張旭市が農産物の地産地消のためにどのような取り組みを実施しているのかを解説します。
特産品の紹介や直売所での取り組みにも触れるので、尾張旭市への居住を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
尾張旭市における農産物の特産品を地産地消するための取り組み
愛知県尾張旭市の特産品としては、プチヴェールが有名です。
プチヴェールとは、芽キャベツとケールの交配によって生まれた新しい野菜で、フランス語で「小さな緑」を意味します。
くせがなく甘みもあるので、どのような料理にも使えるのが特徴です。
青汁の原料としても使用される野菜で、ビタミンCやカロテン、鉄分など、ケール以上の栄養価があると言われています。
また、いちじくの生産は愛知県が日本一で、尾張旭市の特産品でもあります。
いちじくは食物繊維をはじめとして、ビタミン類やカルシウム、鉄分などのミネラルを豊富に含んでおり、美容と健康に良いと言われる果物です。
尾張旭市では、いちじくを使用したジャムやジュースも開発されています。
そして、「日の丸スイカ」は尾張旭市の伝統野菜で特産品です。
尾張旭市の直売所における農産物を地産地消するための取り組み
尾張旭市では、直売所を通して農産物の地産地消を進めるための取り組みを実施しています。
直売所では、地元の産直会員が朝に収穫した野菜や旬のものを出荷し、販売しています。
農薬などの使用状況も記録・管理されているため、安全で安心な農産物の購入が可能です。
また、食育ソムリエによる試食の提案も定期的におこなわれており、素材の選び方や調理方法・栄養成分・保存方法などを学べます。
そして、尾張旭市は地産地消へつながる取り組みとして、「親子で学ぶ農業塾」を開催しています。
農業塾では農業体験を通じて地域住民とふれあい、食への関心と興味を高め、食を支える農業への理解を深めるのが目的です。
5月に親子でトマトやトウモロコシといった春夏野菜の植え付けをおこない、6月には田植えや野菜の収穫も体験できます。
10月には稲刈り体験と、コンバインの稲刈り作業や脱穀機などの農業機械の見学が可能です。
参加の対象は、尾張旭市内に在住の15歳以下のお子さまと保護者です。
料金は1人あたり500円なので、気軽に参加できます。
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