購入予定の戸建に、ロフトの設置を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ロフトは見た目がおしゃれなことで評判ですが、設備の基本や特徴をしっかり確認してから設置するのがおすすめです。
今回はロフト付きの戸建を検討している人に向けて、ロフトの基本や特徴など、知っておきたいポイントをご紹介します。
戸建のロフトはグルニエとは違う?メリットの前に知りたい基本
個室やリビングといった部屋の天井を高くして造られる、屋根裏部屋のようなスペースがロフトです。
基本的にはその一室の中だけで完結しているスペースであり、ロフトからほかの部屋などへ、直接移動できることは少ないです。
また、ロフトは個室のように周囲を壁で囲まれてはおらず、パネルやカーテンなどを設置しない限り、中の様子が下から見えます。
そして高い位置にあるものの、一般的に階段ではなくハシゴを使って出入りします。
一方、ロフトによく似ているグルニエは独立した屋根裏部屋であり、壁や天井でしっかり区切られているので、下階から中の様子はほとんど見えません。
出入りにはハシゴを使うものの、グルニエのハシゴは取り外せたり、収納できたりするのが特徴です。
戸建に設置可能なロフト!メリット・デメリットとは
ロフトのメリットとして、室内の屋根近くの部分を有効活用できる点が挙げられます。
ロフトは高い位置にあり、見上げないと視界に入ることはないため、普段使わないものを置いておく収納設備として活用できます。
また、ハシゴで出入りする屋根裏部屋として使うこともでき、好奇心をくすぐられる方も少なくありません。
時間を忘れて楽しめる、ユニークな自室や寝室も造れることでしょう。
そのほかにも、ロフトを造ると天井が高くなり、室内に開放感が出ます。
一方、ロフトのデメリットとして、天井の高さゆえに空調の効率が下がりやすい点が挙げられます。
ロフト部分は外気温の影響を受けやすく、空調が効かないと快適に過ごすことができません。
また、ハシゴで昇り降りをするため、足腰の状態によって設備を活用できなくなる恐れもあります。
メリットの1つ?戸建の床面積とロフトの関係
一見するとロフトは2階のように思えますが、普通の2階部分と違って戸建全体の床面積には含まれません。
資料に載っている床面積の数値よりも、家が広く感じられることが多いです。
また、毎年支払う固定資産税は床面積をもとに計算されるため、ロフトがない住居よりも、固定資産税にかかる費用を抑えられます。