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毎年気候変動で、各地、世界が災害に遭い、環境問題の深刻さが増しています。
日本の住宅においても、これから立つ一戸建て住宅は、環境に配慮した省エネタイプのものが増えています。
今回は、一戸建てで取得できるBELSとは何か、そして取得するメリットなどをご紹介します。
一戸建ての省エネ性能を表示するBELSとは？
BELSとは、Building-Housing Energy-Efficiency Labeling Systemの略で、「ベルス」と呼びます。
改めて、BELS（建築物省エネルギー性能表示制度）とは、建築物の省エネ性能（燃費）を、登録された第三者機関が評価し認定する制度です。
2016年の建築物省エネ法により不動産業界は国から、住宅の省エネ性能を表示するよう、努力義務が求められ、その一環の制度と言えます。
一戸建ての省エネ性能をBEI値で評価し、星（★）1〜5個で評価が表示されます。
BEI値は、「設計一次エネルギー（A）÷基準一次エネルギー（B）」で算出可能です。
●A：建物の設計、設備から見込む、暖冷房、換気、照明、給湯などのエネルギー消費量の合計から太陽光発電などで創られたエネルギー量を引いた値
●B：地域や床面積などから決められた基準の仕様・設備（暖冷房や換気、照明、給湯など）から見込まれるエネルギー量の合計
BEI値が小さければ小さいほど星の数は多く、省エネ性能が高いことを意味します。
一戸建てで省エネ性能を示すBELSを取得するメリットとは？
BELSでは、一戸建ての省エネ性能が星の数で表示され、誰が見ても分かりやすいことが1つ挙げられます。
BELSの評価・認定は、施工業者独自でおこなうのではなく、登録された第三者機関がおこなうので、信頼性が高いのもメリットです。
さらに、BELSは公的な性能表示制度であり、補助金や税金の優遇措置に活用することができます。
ゼロエネルギー住宅（ZEH：省エネ住宅の1つ）の補助金を申請する場合に、BELSの認定が条件となっているからです。
また、住宅ローン減税の対象となる長期優良住宅、認定低炭素住宅の申請に活用することもできます。
将来中古物件として売却する場合には、BELS取得の物件ということで一目置かれ、資産価値も上がることにも期待できます。
まとめ
世界から見れば、日本の環境問題への取り組みや成果は、決して高くない中で、国はさまざまな策を立てながら、環境問題に取り組んでいます。
省エネ住宅は初期費用が高い分、補助金制度の拡充や税金面でも優遇措置が設けられ、これからも国がBELSなどを使って後押しする住宅です。
人にも優しく、地球にやさしい住宅の価値を認めるBELSを取得した一戸建ては、まさにこれからの時代の住宅と言えるのではないでしょうか。
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