不動産を購入する際に利用できる住宅ローンには、期間や金利などが異なるさまざまな種類のものがあります。
自身の職業や収入、家族構成に合ったローンを選択すれば、家計の負担や総合的な出費を抑えられる場合もあるでしょう。
今回は親子2人で組める親子リレーローンについて、その仕組みとメリット、注意点などを解説します。
親子で組む住宅ローン①親子リレーローンの仕組み
親子リレーローンとは、親子2人の名義で借り入れをおこない、順番に返済を担当する仕組みの住宅ローンです。
親子リレーローンでは先に親がローンを支払い、親が退職するタイミングで子が返済を引き継ぐことになります。
ローンの返済は子の代で終了するため、ローン完済時の親の年齢はローンを組む条件に入っていません。
代わりに、完済時の子の年齢、借り入れ時の親の年齢、引き継ぐ子は1人であることなどが条件として規定されています。
また、現在同居している、あるいは同居を予定している親子であることも重要な条件です。
なお、親子という名前がついていますが、子の配偶者や孫と組めるタイプの親子リレーローンも存在します。
親子で組む住宅ローン②親子リレーローンを組むメリット
親子リレーローンでは親子二代にわたって返済をおこなうため、長い返済期間が設定可能です。
返済期間が長ければ月々の返済額は少なくなるので、家計への負担を抑えられるでしょう。
また、親子住宅ローンでは完済時の親の年齢に関する規定がないため、高齢の親でもローンを組んで不動産を購入できます。
親子の収入を合算して審査をおこなうため、通常の住宅ローンより借り入れ可能額を増やせる点も大きなメリットです。
そして、親子リレーローンは節税の面でもメリットがあります。
親と子の双方に住宅ローン控除が適用されるため、最大で1人21万円、2人合計で42万円の控除が13年間受けられます。
親子で組む住宅ローン③親子リレーローンのデメリットと注意点
親子リレーローンの返済は親から子へと順番におこないますが、子は自身が返済していない段階でも債務者として扱われます。
そのため、返済期間中に子が不動産を購入しようとして、別の住宅ローンを組むことは困難です。
転勤などの理由で親と同居を解消するケースなど、さまざまな事態とリスクについて想定しておいたほうが良いでしょう。
また、団体信用生命保険に関しても注意点があります。
多くの親子リレーローンでは、親と子のどちらか片方の団体信用生命保険加入を融資の条件としています。
子だけが団体信用生命保険に加入していた場合、返済中の親が亡くなると子は親が払うべきだった残債をすべて引き継がなくてはいけません。
まとめ
親子リレーローンは、親から子へ返済を引き継げるローンの仕組みで、親が高齢でも組むことができ、借り入れ可能額を増やせるメリットがあります。
一方、二世代にわたって返済を続けることになるため、長期的な視野でライフプランを考え、トラブルやリスクの注意点を考えておくことが大切です。
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